自然によりそう暮らし
五感を使って心をほぐし、自分への優しさを取り戻す。kukuruartが贈る癒やしの時間 #1
※ 全2話の 1話目
日々の生活にちょっと息苦しさを感じたり、心身の疲れを感じたときに訪ねたいのが、「KuKuruart」相場華奈さん手掛ける、糸島での五感を使ったワークショップです。不安やもやもやを解消して、心を癒やし、自分への優しさを取り戻すヒントを相場さんに伺いました。
講師を退職し、アトリエをオープン
「もともとここは竹やぶ。ホームセンターで買ってきたノコギリで、竹を切るところから始まったんです」。
ほがらかに笑いながら話してくれたのは、相場華奈さん。2022年春、五感を使ったさまざまな体験ができる「kukuruart」をオープンしました。小学校の講師として15年ほど働いていた相場さん。娘さんが不登校になりかけたことをきっかけに退職を決め、kukuruartを立ち上げました。
「娘が不登校になった時に、教育現場で私ができることの限界を感じて、踏ん切りがついたんです。学校では、子どもにさせないといけないこと、先生がやらないといけないことがたくさんあり過ぎて、子どもも先生もパンク状態。でも、何かに触ったり、香りを嗅いだりするときって、心に意識が向く。子どもたちも、図工の時間はぱぁっと表情が変わるんです。選んでいい、自由でいい。そんな五感を使えるワークショップができる場所を作ろうと思って」。
偶然を楽しむアルコールインクアートとの出会い
講師を退職した相場さんは、まず“場づくり”として竹やぶだった現在の土地を開拓するところからスタート。最初は遠巻きに見ていた友人や両親たちでしたが、熱心な相場さんの姿に心を動かされ、徐々に作業の輪に加わってくれたそう。
とはいえ、竹やぶの開拓を決めた当時は、「五感を使えるワークショップ」はまだ漠然としたもので、具体的に何をやるかは決まっていませんでした。そんなとき、相場さんがふと見ていたSNSで出会ったのが「アルコールインクアート」です。
アルコールインクアートとは、紙にアルコールインクを垂らして、ドライヤーなどの風で広げて色を混ぜたり、にじませたりしながら描くアートの技法です。発祥は海外で、相場さんがアルコールインクアートに出会った当時は、技法を教えられるインストラクターも少なかったといいます。そのためSNSを頼りに講師を見つけたり、作品を公開している人へ直接問い合わせて技法を教わったりしながら技術を身につけていきました。
「アルコールインクアートは、インクの広がりや混ざり合いで偶然できる模様を楽しむもの。誰かの作品やお手本をイメージして、比べるとうまくいかない。頭を空っぽにして、自分に集中して描くことが大切なんです」
宮部さん
今日、参加しました✨
めっちゃ、楽しかったです
またしたいです
三ツ矢青空たすきスタッフ
そう言っていただけると語り部もスタッフもやる気が出ます!