卯農園日記
第3回のお野菜:じゃがいも
※ 3話目

じゃがいもは、大きな産地である北海道では年に1回の植え付けと収穫ですが、九州では年に2回植え付けができます。卯農園では、3月初旬と9月初旬に植え付けます。
収穫は、種芋を植えてからだいたい3か月後になります。品種によって、春作用、秋作用、どちらにも対応できる品種があります。日本では20種類が主流といわれていますが、世界を合わせると2,000種類以上もの品種があるそうです。海外に行くときには日本にない品種を探してみたいなと思っています!


農業を始めるまで男爵とメークインくらいしか知らなかった私ですが、皮が赤いじゃがいも、皮も中も赤いじゃがいも、皮も中も紫色のじゃがいも、ねっとり系のじゃがいも、ほくほく系のじゃがいも、本当に色んなじゃがいもがあって、それが楽しくて!それぞれ特徴が違うので、あれもこれもと色んな種類のじゃがいもの栽培を欲張ってしまいます。

卯農園では、春も秋も栽培できるアンデスレッド、グランドペチカ、デジマ。その他、春に、とうや、シンシア、キタアカリ、などを栽培しています。
私がいちばん好きなじゃがいもは、キタアカリです。初めて北海道に行ったときに食べたのですが、そのおいしさに感動しました!「栗じゃが」と言われるくらい、甘くてホクホクしています!

卯農園の最近のオススメは、グランドペチカ(別名デストロイヤー)です。産地は長崎県で、皮は赤と紫色のまだらな模様が特徴で、形はメークインに似ています。皮をむいたら中は黄色です。粘り気あるホクホク食感で煮崩れしにくく、どんなお料理にも使える万能なじゃがいもです。
産直コーナーなどで見かけたときには、ぜひ買ってみてください!
最近は肥料袋で簡単に育てられるじゃがいも栽培キットなども見かけますので、ベランダで育ててみるのも楽しそうです♪

卯農園お気に入りのレシピ

じゃがいものサブジ
材料 じゃがいも 200g
クミンシード 小さじ1/2
黒コショウ 適宜
塩(できれば精製塩でないもの) 小さじ1/2
菜種油 大さじ1/2
作り方 ①じゃがいもの皮をよく洗って丸ごと蒸す
②蒸したじゃがいもの皮をむいてを3cm角くらいに切る
③油を入れたフライパンにクミンシードを入れて火にかける
④③に②のじゃがいもを入れて軽く炒める
じゃがいもとクミンシードの組み合わせが好きで、よく作るレシピです。
じゃがいもは食感が残るほうが好きなので、私は固めに蒸します。

ポテトグラタン
材料 じゃがいも 160g
牛乳 50㎖
生クリーム 50㎖
にんにく 1かけ
塩(できれば精製塩でないもの) 小さじ1/2
ナツメグ 適宜
作り方 ①じゃがいもは5㎜にスライスする
②にんにくはすりおろしておく
③牛乳と生クリーム、すりおろしたにんにく、塩をまぜておく
④スライスしたじゃがいもを耐熱容器に並べて③をかける
⑤200度に余熱したオーブン又はオーブントースターで25~30分焼く
⑥お好みでナツメグをかけて食べる
【卯農園から一言】
色々な品種のじゃがいもをただ切ってオーブンで焼くだけでも美味しいですが
今回のグラタンは残ったソースもパンにつけておいしい2度楽しめるお料理です。
焼いているときのにんにくソースの香りがたまりません!
もちろんチーズを上に乗せて焼いたり、中に粉チーズを入れて焼いたりしてもおいしいですし、じゃがいもだけでなく、さつまいもや里芋を少し入れるとさらに楽しめるレシピです。また、塩をハーブ塩に変えたり、アンチョビを少し入れたりするのもおすすめです。
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